竜馬伝

 毎週日曜日NHKの大河ドラマで「竜馬伝」をやっていますが、毎週欠かさず見ていらっしゃる方も多いのではないでしょうか。私も放映を毎週楽しみにしていて、夜8時には帰宅するよう心がけています。

 今日は、用事で家に戻るのが遅くなり、帰ったのが8時半だったのですが、携帯電話のTV機能をここぞとばかりに活用して、帰宅途中もずっと携帯電話を見ながら歩いて帰りましたので、ストーリーは把握して家のテレビで続きを見ることができました。

 竜馬役の福山雅治ははまり役で、とてもカッコイイのですが、私が一番好きなのは、岩崎弥太郎を演じる、香川さんの演技です。それまでヘルシア緑茶のCMでしか知らなかったのですが、こんなに引き込まれるような魅力的な演技をされる俳優さんだとは思いませんでした。一方で、武市半平太を演じる大森さんは以前の代表作「ハゲタカ」の印象が強いため、ちょっと物足りない感じです。

 歴史は過去のことで、高校の時、日本史をとりながらも、あまり興味はなかったのですが、今になって奥が深いなと感じることがよくあります。

 黒船が日本に上陸して、経済的に侵略されていくさまや、これまでの価値観が変わり、世の中の流れがまったく反対に向いてしまうこと等、現代にも通じることが多々あります。

 現代では、たとえば高齢化社会や地球温暖化、財政難などいろんな背景から、まちづくりは郊外への市街地拡大の流れから環境・費用効率を意識したコンパクトシティーが指向されています。バブル崩壊後は、不動産の価値観は所有から利用にシフトしましたし、金融も間接金融から直接金融の流れに向かいました。

サブプライム問題では、高収益を出し急成長した会社が、いくつも倒産しました。

 事業仕訳では、現在の時代に合っていないものは廃止の方向に追いやられています。

 うーん、諸行無常ですね。